2022年を振り返る

どうも,◤◢◤◢◤◢◤◢です. 今年も例年通りTwitterの画像付きツイートを眺めながら2022年を(キーボードを中心に)振り返ってみたいと思います.


1月

2022年は散財TVのなおしまさんの湯呑み配信で始まった…というかなぜか年越しにこれらの配信を見ていた. そのトリッキーな構造と異常な組み立て難度のお陰か,もちろん年末年始だけでは完成しなかった. その後,何やかんやあり夏頃に完成している.

年末年始はGB(daditto)と受注生産(Feuille64)の検品と梱包に追われていた. 年末年始の休暇が作業にほとんど奪われてしまったが,前倒しで一気に発送が完了できてよかった. 2022年はこの時点でやや燃え尽きかけていたかもしれない.

2021年末に出遅れて予約をしたα7IVが年を跨いで到着. 2022年はこいつがメインのカメラとして頑張ってくれた. 当分はメインで使うボディとして活躍してくれる.

とある目的のためにラベルプリンタシーラーに設備投資. ラベルプリンタは通常のプリンタを用いてラベル用紙に印刷するよりもより質感のいいラベルが作れる. シーラーはdadittoFeuille64の梱包にも使用していたがこれらなしではもう梱包作業が成り立たない.

前述のとある目的,遊舎工房での委託販売. Acperience12を委託販売するためパッケージを製作していた. しっかり在庫を確保しているため,これを書いている2022年末の現在も販売を継続できている.


2月

無事に遊舎工房での委託販売を開始できた. 実はこれが初めての委託販売なので勝手がよくわかっていなかった. 流行りの謎の動画を購入し,宣伝に使うなどした.

【委託】Acperience12shop.yushakobo.jp

パッケージは前述のラベルプリンタやシーラーによってなかなか満足のいく仕上がりとなった. 中国から仕入れた紙箱が謎の臭いを放っていることを除いては… 実は謎のバーコードはただの装飾ではなく目的があって入れているがそれはまた別の話.

図柄そのものはかなり前に作っていたデスクマット. ちょうど分割65%とパームレストが置ける奥行きでマウスのスペースも確保できるのが70x30cmというサイズ. あまり市販されていないサイズなのでこうやって自分で作らないといけない.

10GのNICを導入. NUROのONUには一応2Gで来ていて2.5Gで家の中を引き回せる. もう少し速度が出せるかとも思ったがそうでもなかった. ここからデスク環境整備の2022年は始まっていた.

2022年はデスク環境整備の年であると同時に65%の年でもあった. 2022年最初のキーボードはVega. 表面に一切ネジが現れない設計は見事で打鍵感も上質である.


3月

とある目的でMOTU M4を導入. PCとは別の入力をミックスしてモニタに出せるそこそこ安くてまともなオーディオIFが見つからなかった. マイク入力は一切使っていないのでもっと用途に適した製品はあるのかもしれない.

2022年2台目の65%はWind StudioのWind x65. GBではなくStockだったのですぐ届いた上にキーキャップも抱き合わせで販売されていたので,積むこともなくすぐ組み立てられた. キーボードを組み立てずに積む原因ってキーキャップかキースイッチがないことが大半なのでこういう売り方はアリだと思う.

流行り?のTwitterコミュニティを作った. もし入りたい場合は自力でURLを見つけ出して頑張って入ってください.

遊舎工房ギルドで先行テストされていたCreators Itemのレーザー刻印キーキャップのテスト. 表現したいことが表現できないことがわかったので最終的にはモノにはなっていないものの良い学びを得た.


4月

今年最大のデスク環境整備. 2月あたりからゆっくりと準備を進めてきた部屋の大改装をGWに一気にやり遂げた. 原状回復可能な手段で壁と床を貼って元の部屋の面影を相当消せた. 糊の付いていない壁紙を扱うのは初めてだったが今回で要領を掴めた気がする. ちなみに一時的に別の部屋にすべての諸々が大移動していたので地べたで飯を食ったり寝たりと大変だった.

結果的に結構満足いく感じに部屋は仕上がった. Genelec 8320APM GLM Studioもちょうどこのタイミングで到着. もともと使用していたYAMAHA MSP3には入力が2系統あったが8320は1系統のみなので入力の前段でミキサーが必要になった. 事前にM4を導入していたのはこのため. ちなみにこの段階ではPCデスクの環境は順調に整っているが,まだ作業机がなくハンダ付けやら諸々の作業が結構大変だった.


5月

2022年3台目の65%はZoom 65. キーキャップもキースイッチもセットになっていてもはや自作キーボード感が薄い. ここまで手軽になると自作PCの自作と自作キーボードの自作が肩を並べられる気もする.

Blackmagic Design ATEM MiniをBlackmagic Design ATEM Mini Extreme ISOに買い替え,新たに8chステレオミキサー ART MX822を導入. 本来20万ほどする機材が10万ほどに謎の大幅値引きされていて買わざるを得なかった. 8chミキサーは8320を購入した際のサウンドハウスのポイントを消費する目的だったが, かなり稼働率が高いのでもう少し高価格帯のモデルにしてもよかったかもしれない. 8chも入力はいらないので入力数がもう少し少なくてバランス入力対応のモデルがあれば乗り換えるかもしれない.

学生時代から使っていたD-strageの防湿庫を入れ替え. 総容量自体はやや少なくなったが60Lと20Lの2台にそれぞれメイン機材とオールドレンズがきれいに収まる. HAKUBAの防湿庫はフロントに目立つロゴや余計な装飾がなくてとてもいい.

遂にHMKBが発送された幻覚を見る. この時点ですでに国内への着弾報告はちらほら目にしていたのでそろそろかと待ち構えていたときだった. 実際には幻覚ではなく本当に発送されているがここからが1ヶ月以上も待つことになる.

前述のとおりこのとき作業机がなくなっている. GWの大改装時にはまだあった仮の作業机(小さなコタツ机)すらこの時点で処分していた. 一刻も早く机の天板を決める必要があり各ショップから木材サンプルを取り寄せていた. 天板選びと机の組み立てに関してはさまざまなノウハウが貯まったのでいつかどこかに情報をまとめたい.

謎のPCBをXIAO RP2040で設計. 軒並みキーボードで使われるMCUが入手難となっておりRP2040からは逃げられない. 練習がてらフルカラーLEDをピカピカと光らせる所謂Lチカをやってみることにした.


6月

XIAO RP2040で設計していた謎のPCBはBBPOD用のLEDリプレース基板. もともとは単3電池駆動の単色LEDが控えめな光り方をしていたのでUSB給電に改造していた. それでも光り方に満足できずフルカラーLED化できるPCBを1から設計した. コードはCircuitPythonで記述したがNeoPixelのライブラリが充実しており何も難しい実装はなかった. 何よりUSBを接続して認識されるストレージの中にある*.pyファイルを直接書き換えて保存するだけで即座に挙動を変えられるのが素晴らしい.

2022年4台目の65%はQK65. 抑えめなお値段に相反して打鍵感はそれなりに良い. 派手な背面は通常使用じゃまず見えないのがもったいない.

倉庫の物品棚を拡張. 家の中のほぼすべてがこれらの棚に集約されつつある. 棚の中の物そのものをそろそろ整理するべきときかもしれない.

かなり久々にレンズを購入. Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 II SC. MCではなくSCを選択. TECHART LM-EA7を持っているのでライカMマウント互換のVMマウントをAF化できる. 合わせて購入したヘリコイド付きのマウントアダプタも初めて使ってみたがテーブルフォトもできてエモいキーボード写真もバッチリ. (実際にこれでキーボードは一切撮影してない)

KEEB_PDの100回目でふぁぼが1番多かったらしい. やはりキーボードを主題にして副題をなるべく排除した写真がKEEB_PDには正解らしい. エモいキーボード写真もバッチリと先に書きつつもこの写真はα7IVに24mmGMで適当に手持ち撮影したあと現像でかなり誤魔化した. Photoshopパワーを駆使しすぎているので拡大されると色々まずい.

All-inまでとはいかないまでもかなりの種類にjoinしていたKAT Iron. KAM Wraithの苦い思い出がちらつくがDye-subの限界がきっとこのあたりにあるんだろう. もう絶対Dye-subなキーキャップには手を出さない.

写真だからこう見えてるとかではなく目視でひと目見てわかるレベルで色が安定していない. 規則正しく並べて使用するというキーキャップの機能上,色ムラが激しいのだけは妥協できない.


7月

ありがたいことにキー部1%のLTをゆかりさんから依頼されたのでLTの資料を作ったりしていた. PCB設計とルブが2トップだったので皆は時短させることに興味があるらしい. 投票結果から技術者気質を感じる.

正直かなり久々のリアルイベントで見たことのない名前が参加者に並んでいたのもあり,何を話せばいいのかまったくわからなかった. 「こだわり」を話してほしいような感じの依頼を受けていた気もするが,「こだわり」などと言うものづくりを阻害する要因に関して話したくはなかった. やや出オチ感のある発表をしたものの,エンドゲームの要件定義と各要件に対する仕様の設計を,細かく試作を重ねることで進めていく自分なりのやり方を話したかった. 時間がかかったとしてもエンドゲームに着実に近付くひとつの方法として捉えてもらえたら嬉しい. 話した内容のスライド資料はここに.

5月末に発送されたはずのHMKBは,実は行方不明になっておりDHLへ調査依頼まで行っていた. 調査依頼には書類にサインが必要だったりと面倒な手順がありそれらが一通り完了した途端,急にトラッキング情報に動きがあり日本に届いていた. トップフレームが曲がってたりPCBが不良だったり…はあったものの2年以上待った甲斐はあったいいキーボードだと思う.

もうひとつ時間をかけて到着したのが作業机の天板. マルトクショップで注文していたウォルナット無垢材が38営業日かかってようやく到着した. サンプルを大量に取り寄せて散々悩んだせいで余計に時間を要した.

ウォルナットの天板にはFlexiSpot E7 Proを組み合わせた. E7 ProFlexiSpot公式での取り扱いしかなく,毎月11日にあるセールのタイミングを狙った. PCデスクではなくあくまでもハンダ付け諸々を行うための作業机でも作業に合わせて高さを調整できるのは大きな利点である. 天板選びと机の組み立てに関してはさまざまなノウハウが貯まったのでいつかどこかに情報をまとめたい(2回目).

ウォルナットの天板と山田照明 Z-LIGHT Z-209PROのお陰で物撮りまでできる. ホワイトバランスも安定していて演色性も高い照明は正義だ. ついでに手元を明るく照らせるので作業も捗る.

ということで2022年5台目の65%はHMKB. Dolchカラーのキーキャップがここまで似合うキーボードを初めて見た.

机が完成した勢いでステーションハンダごてを導入. HAKKOは部屋の中で悪目立ちするので消去法でgoot RX-802. それにしてもHAKKOはどうしてほぼ全モデルがあの青と黄のカラバリなんだろう. ステーションタイプのハンダごて自体は使い勝手が非常によく,もっと早く買っておけばよかったと後悔している.

2022年初めてのキーボードの進捗はmeishi2展向けのmeishiとなった. 各種MCUの入手難もあるのでRP2040と真剣に向き合っておく機会が持ててよかった. 最初は部品点数がやや多くなるので消極的だったがメモリ容量の大きさなど含めメリットは大きい. 何よりもRP2040が低価格で安定的に入手できるのは強い. QMK的にはAVRが将来的なサポートから外れていくような話があるが,AVRが安定的に入手できるようになるまではキーボードの新規設計をするならRP2040一択だろう.

2022年6台目の65%はZoo65. 名前がややこしいがZoom65ではなくZoo65. 緑色の筐体に黒のキーキャップが映える. 珍しい色の筐体にしたのでキースイッチも珍しくリニアのFlamingoスイッチで組み上げた. 普段はタクタイルしか使っていないがたまにはリニアもいい.

65%の年,2022年は65%キーボードが6台も増えた. HMKBに関しては2台あるので実質7台増えている. どれもケースの構造は異なり打鍵感も大なり小なり差異がある. 同じ65%でもそれぞれの設計に思想のようなものが感じ取られる. 分割65%をエンドゲームにしようとしている身からするとこれらは非常に勉強になった.


8月

作業机でびあっこさんに勝利していたのも束の間.

ちょっと作業を始めるとすごい勢いで散らかる. 作業机のサイズは140x60cmとそこそこ小ぶりになサイズ感にしている. なのでちょっと作業を並行したりするとすぐにスペースが足りなくなる.

GWからじわじわ続いていたデスク環境整備はこのあたりでようやく一段落. PCでの作業とそれ以外の作業を同じ部屋の中に机を分けて分離. いつかはPCデスク側も同じウォルナット天板の昇降デスクにしてみたい. 180x80cmのウォルナットって1人で持ち上げられるんだろうか…

机周りは整頓されたが65%が急激に増えたお陰でキーボード用の棚が足りない. もちろん棚を置くスペースも足りていない.


9月

meishi2展用の極厚meishiが完成. Feuille64同様に展示するギリギリまで一切の情報を伏せていた.

meishi2展に展示するまで手持ち無沙汰になり,何か作ってないと落ち着かなかったのでmeishi pico的なものを作って公開した. 公開できるようにフットプリントなども0から作っているので,誰かの参考になると嬉しい. まだ発注をかけて動作確認をしていないのでまともに動くかどうかはわからない.

コロナの影響で延期されてた遊舎工房フリマに参加. 久々の販売イベントで色々やり方を忘れている. 家にあったも在庫を適当にかき集めて持って行ったがそれなりに買っていただけてよかった. できればこういった販売イベントには年に1回ぐらいは参加したい.

フリマの同日meishi2展に展示したwaitier. こんな見た目の反面,中身はRP2040の検証だったり色々やりたいことを詰め込めた. 詳しくはこっちの記事に色々書いている.


10月

夏頃から結構ヤバい感じだったNUROが度を超えたヤバさを加速させていた. 詳細は世に知れ渡っているので割愛するが,毎日ぴったり19時から確実に業務に支障を来すような速度低下を引き起こす. 具体的に何が起こるかというと会社へのVPN接続が維持できずブラウザやメーラがフリーズする始末. 早急に手を打つ必要があった. そこで,ちょうど9月に提供エリアが拡大された光クロスへの乗り換えを計画.

まともにサポートに連絡がつかないNUROと比較するとNTTのサポートは凄まじい. 電話1本10分ほどの会話で契約が完了し,トントン拍子で工事日が決まり無事に光クロス開通. あまりに早かったので慌ててRTX1300を導入した. 現在は光クロスをメイン回線として使いNUROをバックアップ回線として眠らせてある. 光クロス単体で何も困っていないのでそのうちNUROは解約しよう.

Retopology65とクテ・改とAcperience70 spec_02のロゴと日付をおもむろにつぶやいた.


11月

おもむろにつぶやいた日付はただただ開発を開始する日付であって決して何かが完成したわけではない. 2022年はあまり形になる開発をやっていなかったので開発宣言をして自分を追い込んでみる.

R65のほうは開発をゆっくり進めている. 細かな進捗は前述のTwitterのコミュニティに色々上げている. ちなみにケースの構造でやや進捗が鈍っている.

キーボードをしっかり開発し始めるかとも思いきや,靴を買ったりあすけんで高得点を狙ったり…と身体の開発が始まった.

毎週土曜日は朝から家で肉を焼き食いまくる. 体を動かすことよりも毎日のタンパク質摂取目標が地味に辛い. 10~12月の約3ヶ月で体重-7kg,体脂肪-4%を達成できたのでこのまま継続していこうと思う.

ずっと楽しみにしていた展覧会 岡本太郎へ行った. 太郎先生の初期から晩年までありとあらゆる作品が一箇所に集合していて満足度はかなり高かった. じっくり見て回っていると気付けば3時間以上も時間が過ぎていた. あまり比較するものではないが,何年か前に開催されたミュシャ展以来に満足度の高い美術展だった.

Amazonブラックフライデーでは相当な散財をした. 当初はブラックフライデー期間まで買い控えていた消耗品を中心に買う予定がったが財布の紐がビロンビロンに緩んだ.

一切買うつもりはなかったルンバ i7+. クリーンベースというルンバ内のゴミを吸い出して溜める機能のついた充電ステーション付きのモデル. ルンバが快適に掃除できる床環境を作るのが地味に大変だったが結果的に満足度は高い. 床に物が散らかることが少なくなり常にきれいな状態に保たれる. 一見ホコリがないように見える部屋でも思っていたよりもルンバがゴミをかき集めてきてくれる.

そしてずっと気になっていた問題を解決するためのErgotron TRACE. アームの支柱が体の中央に位置するので精神衛生上にもすばらしい. サブモニタのモニタアームもそのうちこれにしようと思う.


12月

そんなこんなで2022年も師走. ブラックフライデーでの散財結果は予想以上に膨らんだ. きっと不要なものは購入していないはず…

ブラックフライデー勝手に延長戦. EIZO EV3285SIGMA fp Lを購入.

EV3285はメインモニタとして使用していた同じくEIZOEV2760の置き換え. 4k27inchのEV2785が最後まで選択肢としては残っていたが,最終的に同じモデルを並べて使うことを選択.

fp Lはオールドレンズ遊び専用機になっているα7Cの置き換え. 一切AFを使用しない運用を想定しているもののIシリーズのレンズは欲しい…

fp Lを追加したことでボディが4台に増えてしまった. こんなにボディは必要ないので仕事でZoom用に使っているZV-E10とSIGMA 16mm F1.4 DC DNをを手放して,SIGMA 35mm F.14 DG DN24mm F2 DG DNを購入. 35mmはα7Cに使用してZoom用にし,24mmはfp LのAFを使用したい際のメインに,といった感じの運用にしていく. 手持ちのボディやレンズはこれですべてがフルサイズとなり,レンズはほぼすべて単焦点になった. 当分の間は新しいカメラ機材は必要ない…と信じたい.

デスク環境が整備されるたびにオーディオ周りもどんどん整っていく. せっかくいいスピーカもあるので手軽に音楽を聞きたいとなるとDLNAの3BOXを組むしかない. DMSはNAS上でMinimServerを立て,DMCは卓上常設のPixel 7でしっくり来ていたが肝心のDMRが定まっていなかった. Chromecast Audioはもう手に入らず,色々と妥協してChromecast TVのHDMIから音声分離するなどして無理矢理な運用をしていた.

VolumioがDMRとして動くことに気付き手元に余っていたRaspberry Pi 3と秋月で投げ売りされていたIQaudIO Pi-DAC PROの組み合わせで動作を確認. 有線LANで接続でき安定しているようなので,HiFiBerry DAC2 Pro XLRRaspberry Pi 4を正式にDMRとして運用することにした.


まとめ

こうして振り返ってみると2022年は何も作っていない. ものづくりという観点では色々やっていたが,特にキーボードに関して新しい何かを見つけられていない. 設計を途中まで進め公開していないものがあったりはするが,完成させないことは最初から作っていないに等しい. 2022年前半はMCU入手難があり,後半は円安の影響がわずかに響いていたこともあるが,根本を見直すと本当に自分自身が欲しいものが作れていないことが要因ではないかと自己分析している.

「何も作っていない」を逆に捉えると2022年は消費の多い1年だった. ただその消費は自分自身を含めた環境への投資が大半を占めているのが幸いである. 何かを買うにしても検討から導入にかかる時間的コストも大きく,これも何かを作る時間が減らす要因でもあった. 良質な金銭的消費にはそれ相当の時間的消費が付随してくるように思える. 投資がただの消費に成り下がらないよう,多大な消費の上に築いたこの環境を十二分に活用していかなければならない.

2023年はこの1年で整えた良い環境で,自分の真に欲しい物を中心に,良いものづくりをやっていきたい.

この記事はAcperience70で書きました.